メモ帳

誰かの役に立つかもしれないし、立たないかもしれない知識のメモ

なろうにある評価クレクレ系の後書きをPC環境+Chromeの拡張機能で非表示にする方法

タイトル通りです。
PC環境且つ、Chromeが普段使用するブラウザの方向けに、あの後書きを金輪際視界にいれずに済む方法を記載しておきます。

あの後書きに関して個人的に色々思う所や言いたいことは山程ありますが、本題と外れますので、ここでは省きます。

鼻から気にしない人には関係ないですし、対処出来ている人には意味のない記事ですが、以前の自分のように現在進行形で、これで不快感に苛まれていて、検索しても対処法が見つからないと嘆いている人がいるのでは? と思ったので、今回この記事を残すことにしました。

この手の対処法を探すとFirefoxの後書き非表示などはあっさり見つかりはしますが、Chromeに慣れきっているので今更別のブラウザに変えたくはないし、なろうを読む為だけにわざわざ起動するという手間も正直面倒臭いという方は恐らく自分以外にもいるだろうというのもこれを書いている理由の一つです。

また、今後あの後書きに脱落していく方達に向けても役に立つかもしれないというのも含みます。

本当はなろうの[その他]にでもあげるのがいいのだと思いますが、読み専垢では投稿したくない、複垢は違反なのでブログ記事という形に。

前書きはここまでにして、本題に移りましょう。
後書きのストレスから解放される前提条件として、タイトルにある通り

・PC環境
・ブラウザがChrome

を必要としますので、それ以外の環境の方は恐れ入りますが、この環境を導入するか、各個人様の環境下で似たような方法で機能するものをご自身で調べて対処をお願い致します。

それに+して拡張機能の導入は各自の自己責任となりますのでご了承ください。
導入後に何かしらの不具合やデメリットが生じたとしても責任は負いかねますので、各個人様で、よく考えた上で、導入をお願い致します。

また、導入した拡張機能が、なろうの仕様変更などで機能しなくなり、ここに記載されている方法の効果が失くなる場合があるかもしれません。
その場合もご容赦ください。
拡張機能の製作者様がご対応くださるのを祈りましょう。

では、その方法ですが、タイトルにあるのでお分かりかと思いますが、拡張機能を活用するという簡単な方法です。
加えて、拡張機能を使用しての対処法が幾つか存在します。
以下にその拡張機能各種の解説を3つ程載せておきます。



◆本文だけあればいい、そんな方向け

端的に言ってしませば、広告除去拡張機能の「Adblock Plus」を導入し、要素をブロックで前書き後書きエリアをクリックして消し去るだけです。
ただ、これだと連載完結後の本物の真っ当な後書きも見えなくなるというデメリット付き。
読みたい部類に属する後書きまで綺麗に消えます。
なのでこの手段は「なんであれ本文以外いらねえ!」って方にのみオススメの方法です。
他のAdblock系も同じブロック追加方法だったような記憶がありますが、自分が使用していないものに関しては流石に把握しきれないので、同じであればそれで行けるかと思いますという感じです。申し訳ない。



◆中編、長編の連載中や完結作のみ読むという方向けの方法

一話から最終話までの間にある前書き後書きが、読む気力を少なからず奪うので邪魔だと感じている人には「Web-novel Seamless Reader」という拡張機能がおすすめ。
これは、次の話へのクリック移動がなくなり、スクロールするだけでシームレスで次ページへ移動して読めるという便利な拡張機能

このシームレススクロールには思わぬ副産物があって、最初に開いたページの前書きだけは非表示に出来ないのですが、最初に開いたページの後書きから、間のページ~最後のページまで全前書き後書きが非表示にされ消えるという優れものです。

これひとつで一話完結の短編以外の作品に存在する前書き後書きが、ほぼ消えるため、読んでる最中に気分を削がれたり、煩わされることがなくなるので、ストレス無く本文のみを読み進められます。
なので、これを導入するだけでもかなり快適かと思います。

因みにこの拡張機能は「後で読むリスト機能」や「今開いている小説の進行度」「読んだ小説の進行度」なども備えていますのでそこも便利です。

拡張機能アイコンをブラウザに表示させておいて、アイコンをクリックするとそれらが表示されてなかなかの使い勝手かと思います。

ただ、この拡張機能だと、短編作品の一話完結作を読んでる読者の方には不便です。
ですので次に紹介する拡張機能です。



◆前書き後書きの見たくない特定のワードに反応して非表示にする方法。

上記2つでカバー出来ない部分が重要な場合という方は此方。
今回はこの拡張機能の導入の解説をします。

「CustomBlocker」という「サイト・要素・キーワードなどを指定してフィルタを自由に作れる」というこの拡張機能を使用します。
私個人が現在利用してるのがこれです。

これはweb上にある特定のサイトなどでの嫌なワードをフィルタして非表示にするのが主な使用用途の拡張機能なのですが、これを「なろう」に転用します。
これを使うことで「なろう」のサイトの前書き、後書きの書かれている部分を範囲指定して、その範囲内で特定のワードをフィルタして、特定の範囲を非表示にすることが出来ます。

今後も利用する際に便利なので、この「CustomBlocker」の拡張機能アイコンをブラウザに表示させておくのをおすすめします。
「CustomBlocker」の設定でブロックした数をアイコン上に表示するというものがあり、拡張機能が動いているかひと目で判断出来るのもおすすめの理由のひとつです。


それでは設定の解説に移ります。
「なろう」の適当な消したい後書きのある作品の、その後書きがあるページを開き、後書きまでスクロールします。
そうしましたら「CustomBlocker」をクリックして開いたパネルメニューの下部[このサイト用のルールを新規作成]をクリックします。
そうすると最上部の【ルール名】のテキストボックスの中に、そのパネルメニューを開いたwebページの作品タイトルとサブタイトルがオートで入力されているかと思います。
それを消して適当に、『前書き・後書きフィルタ』とでも自分で分かりやすい名称を付けましょう。


次はその下の【対象サイト】の[URL]です。

こちらもそのページのURLがオートで入力されているので弄ります。

『*ttps://ncode.syosetu.com/n○○○○○○/○○/』

オート入力で上記のようなURLが入っているかと思いますが、『.com』以降の 『/n○○○○f○/○○/』部分を消してしまい

『*ttps://ncode.syosetu.com』

というようにしてしまいましょう。

こうすることで「なろう」にある作品の全てのURLの頭にこの『*ttps://ncode.syosetu.com』が存在してるので全部の作品がフィルタにかかるようになり、今後いちいち各作品毎に設定しないで済みます。

※ *の部分はhに各自で修正をお願いします。 
※ ○の部分はその作品個別の英数字


次は【隠す要素】の設定です。

ここは、フィルタするワードが存在すると非表示にする箇所の設定です。
[CSS]と[XPath]の2種類の設定方法がありますが、先にCSSから紹介します。

まずCSSの丸いチェックボックスにチェックを入れます。
次にテキストボックスの右にある[候補を表示]をクリックします。
そうしたら後書きのあるエリアにマウスカーソルを移動させます。
カーソルをその周辺に移動させるとわかると思いますが、後書き内の行ごとや、後書き全体、本文全体など、非表示に出来る範囲の複数の候補の枠が表示されると思います。
今回は後書き部分全体を指定します。
後書き部分全体を囲う枠が表示されてる時にクリックします。
そうすると[外側の要素を選択]というパネルメニューが表示されるかと思います。
その中の候補①に恐らく表示されている『#novel_a』をクリックします。
すると、指定した範囲を囲う枠内部が灰色になり、隠す要素のテキストボックス内に『#novel_a』とオート入力されているかと思います。
これで【隠す要素】部分の設定は完了です。

また、この設定の入力は、この記事を参考に『#novel_a』などの設定文をコピーして所定の位置に貼り付けて設定しても構いません。そちらでもちゃんと機能します。

参考画像①

 

因みに【条件】の部分の上の丸チェックボックスの[無条件で隠す]にチェックをして下部の[保存]を押すと、その場で先程設定した非表示にするエリアを無条件で非表示にします。

保存をしても非表示にならない場合は、「CustomBlocker」アイコンをクリックして、適用中のルールに表示されている現在作成しているフィルタルールのON・OFFを切り替えるか、ブラウザの更新ボタンかF5キーでページの再読み込みをしてみてください。

 

次は【条件】の[キーワードを使ってフィルタ]の設定です。

ここでは先程設定した非表示にするエリアを非表示化の発動条件となるキーワードを設定します。

まず[キーワードを使ってフィルタ]のチェックボックスを☑します。
そのすぐ下の[キーワード]の下にあるテキストボックスにフィルタする単語を入力していきます。
フィルタする単語は一つずつ登録していきます。
今回は『続き』『★』『☆』という単語3つをフィルタするワードに登録したいと思います。

この設定中に開いているページの後書きに上記の単語が無い場合は、今開いているページの後書きに引っかかる単語に変えて登録してください。
登録する際にテキストボックス下にあるチェックボックス各種のうち正規表現に☑を入れてから、[Add]をクリックして登録してください。

このキーワードですが、[キーワードグループ]というキーワードをまとめたものを作る事も出来ますので、そちらに予めフィルタをかけたい単語を片っ端から登録しておいて、それを選択して設定するのも良いかと思います。
その方が、画面がフィルタワードで埋め尽くされることもなくスッキリするのでおすすめです。

ここからキーワードグループの設定と説明を挟みますので、単語登録は終わったので、今はキーワードグループは良いので次に、と言う方はそのまま参考画像④の下までスクロールして読み飛ばしてください。


キーワードグループの作り方は、今開いてる設定パネルメニューの[キーワードグループ]の右下辺りにある[グループ管理]をクリックするか、「CustomBlocker」のアイコンをクリックして呼び出したパネルメニューの右上にある【設定・ルール一覧】クリックして設定ページを開いてください。

参考画像②f:id:kanata_tanaka:20210113091622p:plain

 

前者だとそのまま直接キーワードグループ設定画面を開くので、そのままで大丈夫です。

後者はルールの管理画面を開いていると思うので、キーワードグループをクリックし、キーワードグループタブを開きます。
キーワードグループタブを開きましたら、[ルール名]を適当にリネームして、フィルタしたい単語を↓画像ような感じに追加していってください。

参考画像③ f:id:kanata_tanaka:20210113091617p:plain

 

こちらも登録する際は正規表現チェックボックスに☑を入れください。
そして最後に必ず忘れずに[Save]ボタンを押して保存してキーワードグループの完成です。
後はこれを『前書き・後書きフィルタ』のキーワードグループに設定するだけです。
「CustomBlocker」の【設定・ルール一覧】のルールの管理画面から設定する場合はWord Groupsという表示になっていますのでお気をつけください。

参考画像④f:id:kanata_tanaka:20210113095639p:plain

 

最後に【条件】下部の[検索範囲]の設定です。

ここでは最初に設定した非表示にする箇所を非表示にする条件になる、先程設定したキーワードが存在するかどうかを検索する範囲の設定を行います。

ここでの設定は最初の【隠す要素】の設定と同じです。
まず、[候補を表示]をクリック、マウスカーソルを移動させて、検索範囲になる後書きエリア全体を枠が囲ってる時にクリック、[外側の要素を選択]の①『#novel_a』をクリックしてオートで検索範囲のテキストボックスに入力されてるのを確認したら[保存]ボタンを押して設定は全部完了です。

また、こちらも【隠す要素】の設定時の文末に記述したのと同様に、直接テキストボックスに画像を参考にしてコピー&ペーストして貼り付けても構いません。

反映されない場合は設定を保存後「CustomBlocker」の拡張機能アイコンをクリックし、適用中のルールのフィルタのON・OFFを切り替えるか、パネルメニューを閉じてブラウザの更新ボタンかF5キーで開いてるページを再読み込みしてみてください。

これで後書きが非表示になっていれば完成です。
なっていない場合は、設定したキーワードが正規表現に☑が入って作成されているか確認をしてください。
正規表現に☑をいれずにキーワードを設定すると非表示になりませんのでご注意ください。
正規表現で作成されている場合(.*)がキーワードの頭にくっついています。無い場合は作り直しましょう。

参考画像⑤

 

ここまでの設定でCSSでの後書きフィルタは完了です。

次は[XPath]での設定です。こちらも然程難しく有りません。
CSSでやった設定をそのままXPathでも行えばいいだけです。
変更点があるとすれば1点だけです。
【隠す要素】、と【条件】の[検索範囲]でテキストボックスに入力した『#novel_a』という部分を『id("novel_a")』書き換えるだけです。
こちらもCSSの時と同じく[候補を表示]ボタンを押して、非表示に指定したい範囲、キーワード検索を行いたい範囲を囲う枠が表示されてる状態でクリックし、[外側の要素を選択]メニューで①に表示される『id("novel_a")』をクリックするだけでOKです。

前書きの設定に関しては今回の後書きと同じように設定を行えば良いだけです。
非表示にしたい範囲、キーワードの設定、キーワードを検索する範囲を前書き部分に合わせた設定にするだけです。
ページの下段にある後書きを指定するか、上段にある前書きを指定するかそれだけの違いなので簡単だと思います。
ただし、前書きの非表示設定の際に入力する設定文は後書きと違うので、直接入力やコピペは後書きの範囲を指す『#novel_a』を入力しないようにお気をつけください。
下に前書き用の設定文を載せておきますので、候補を表示+カーソルでの範囲指定を行わず直接入力の方はご利用ください。

CSS『#novel_p』  XPath『id("novel_p")』

前書きは定型文みたいなものは無く、人によってバラバラなので、こちらは無条件で非表示が良いかも知れません。



最後に消したい後書きのあるページ上のCSSXPath両設定のON・OFF画像を載せておきます。

f:id:kanata_tanaka:20210113085551p:plain

CustomBlockerのON・OFF

スッキリ真っ白非表示になりました。
このような感じで本当に綺麗に消えます。


触っていて気づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、この拡張機能には、フィルタのテンプレートがあります。
「CustomBlocker」のルール管理画面にある、[おすすめルールをインストールする]がそれですね。
ウェブストアの概要を読んだ方はご存知かと思いますが、このルールは特定のサイトに対応したものです。
Twitterやpixiv、Amazonなど、他にも色々ですね。
ですので、なろう以外のweb小説サイトもですが、それ以外でも使用は十分に可能です。

設定の方法も、今回この記事でやったことを流用すれば良いだけなのでとても簡単ですし、クリックしていくだけで殆ど自動で拡張機能側がしてくれるようなものなので、他サイトで利用される際も然程難しくはないと思います。
色々と試してみてください。

この記事で少しでも快適な、なろう読書ライフをお過ごしいただければ幸いです。

それでは。